初めての鈑金塗装の方必見!車のキズヘコミの修理方法3つとメリットデメリットを解説。

事故、こすり、キズ、ヘコミ……車の修理は予期せぬ出来事であり、手痛い出費です。

「なるべく安くキレイに修理したい!」そのためは修理方法の良し悪しを知ることが大切です。

そこで今回は、車のキズ・ヘコミの3つの修理方法を解説します。それぞれのメリット・デメリットを知り、効率的に修理依頼先を選びましょう。

初めて板金塗装をする人はぜひチェックしてみてくださいね。

車の「板金」とは?

読み方は「ばんきん」です。車でいう板金とは、車体外側の修理を行うこと。ここでは、板金について解説します。

  • 板金とは何をするの?
  • 「板金」と「鈑金」の違いは?
  • 車の板金修理のやり方は3種類

順に見ていきましょう。

板金とは何をするの?

板金の本来の意味は、金属板の加工や金属をうすい板状に打ち延ばすことです。一方、車においては事故や変形、老朽化などによるヘコミやキズを修復することを意味します。

板金では以下のような作業を行います。

  • ヘコミやキズ、曲がった部分の修復
  • 破損部品の交換

なお、板金は一般的に「板金塗装」と呼ばれています。なぜなら、板金する際には塗装を剥がし修理後に再塗装するためです。つまり板金は「板金」と「塗装」の作業がセットで行われます。

「板金」と「鈑金」の違いは?

結論から言うと、意味は同じです。

漢字では「板」は木材、「鈑」は金属を表します。したがって車の板金屋は「鈑金」を使うことが多くなります。

ただし「鈑」の字は常用漢字表に記載がなく、使用頻度の少ない字です。それでも「鈑金」を使い続けるのは、昔ながらの職人魂や板金へのこだわり、技術への信頼性を示していると考えられます。

車の板金のやり方は3種類

車の板金のやり方は以下の3種類です。

①外板板金

車の外側を修復する作業です。

たとえば車のドアなど金属部分なら、パネル内側をハンマーで叩きワッシャー(うすいドーナツ形、ボルトと母材の間に挟む部品)を溶接しパネルを引っ張り出します。

一方でバンパーなどプラスチック類は、熱処理で修復します。

②ボディー修正

車の骨格にあたるフレームの修復です。

事故で大きな衝撃を受けるとフレーム自体が曲がってしまうことも多く、専用機器を使って修復します。

③パネル取替

パネル取替は、以下のような場合に行われます。

  • 板金作業で修復できないほどの大きな破損がある場合
  • 安全上交換が推奨される場合
  • 修復作業が高額となる場合

つまり損傷の程度・箇所によってパネル取替で対応する場合があります。

車のキズやヘコミを修理する3つの方法

車のキズやヘコミを修理する方法は以下の3つです。

  • 方法①「板金塗装」
  • 方法②「部品交換」
  • 方法③「デントリペア」

主に、損傷の程度や費用面で対応が分かれます。1つずつ見ていきましょう。

方法①「板金塗装」は費用対効果が高い

板金塗装は、ディーラーに比べて費用対効果が高い点が特徴です。仕上がりの良さと安さを求めるなら板金塗装業者を検討すると良いでしょう。

板金塗装のメリット

メリットは、安くキレイに仕上がる点です。

ディーラーでは純正品の部品で修理をするため、費用がかかります。下請け業者へ外注する場合もあり、手数料が発生することも。

一方、板金塗装業者に依頼すれば余計な手数料もありません。また、損傷程度が小さく部品交換が必要ない場合も安く修理ができます。

難易度の高い修復でも、プロならではの高い技術力で美しく仕上がります。予期せず起こる車の修理に対して、さまざまな車種・メーカーでも臨機応変に対応してもらえる点も嬉しいポイント。

板金塗装のデメリット

デメリットは、職人によって仕上がりに差が出る点です。

経験が長く板金塗装技術のノウハウを持つ職人であれば、違和感なく仕上がるでしょう。ただし、中には板金に精通していない人や経験の浅い技術者もいます。

また、損傷が大きい場合は部品交換が必要です。板金塗装では対応しきれない場合もあるので注意しましょう。

方法②「部品交換」は大きな損傷に対応

部品交換は、物損事故など車のボディーが大きな損傷を受けた場合に行います。美しく仕上げたいなら新品部品、予算に余裕がなければ中古部品を選択しましょう。

部品交換のメリット

  • 新品部品の場合

新品部品に交換する場合、強度や美しさを確実に元通りにできます。

また、板金塗装では職人によって仕上がりに差が出ることがあります。一方で部品交換ではそのようなことはありません。

  • 中古部品のメリット

新品部品よりも圧倒的に費用が安くなります。中古部品でも優良品であれば、さらに費用を抑えることができる場合も。

また、新品部品交換と同様、仕上がりに差がでることはありません。

部品交換のデメリット

  • 新品部品のデメリット

新品部品は費用が高額になる点が最大のデメリットです。

また、車との色合わせや塗り肌の調整のため、高度な塗装技術や作業工賃が必要になる場合も。

  • 中古部品のデメリット

デメリットは作業工賃がかかる点です。

具体的には小キズや日焼けなどを修正するために、再塗装や研磨が必要になります。また、車の色と違和感なく合わせるための作業も必要です。

方法③新手法「デントリペア」は小さな修復が得意

出典:日本デントリペア・スクール

デントリペアとは、ヨーロッパ自動車メーカーが考案した新世代の外板修理工法です。

小さなヘコミを特殊専用道具を使い、ミリ単位の精度でボディー鋼板の裏側を多くかつ細かく押し潰すことによって元の状態に修復します。

再塗装は行いません。したがって「低価格・時短・高品質」で修理が可能となりました。

デントリペアのメリット

最大のメリットは、オリジナルの塗装を活かし自然で美しい仕上がりになる点です。塗装をしないため、色合わせや塗り肌の調整などの工程はありません。したがって作業時間も短く済みます。

塗料やパテを使わないので環境にも優しいですよ。経験値の高い技術者が手がけた場合は修復跡もほとんどわからず、車の売却時にも有利です。

デントリペアのデメリット

デメリットは、技術者の持つノウハウや経験値の差によって、仕上がりが左右される点です。

豊富な経験値をもつ技術者やライセンスを持つ技術者がいる一方で、独学に等しい技術レベルの方や力量が不明の方でもデントリペアを行うことができます(※)。

なお、デントリペアではヘコミが大きい場合や専門器具が届かない箇所などは修復不可能の場合もあるので注意しましょう。

※1:日本デントリペア・スクール「デントリペア工法とは?

安さ?上手さ?ベストな板金塗装店を選り抜く方法

3つの修理方法でおすすめは板金塗装です。費用対効果が高く、満足のいく仕上がりになるでしょう。ここでは、板金塗装店を決める方法を解説します。ポイントをおさえて効率的に選びましょう。

①まずは近くの板金塗装店を2~3社ピックアップ

インターネットで近くのお店を2〜3社ピックアップしましょう。Googleマップで「板金塗装」と検索すると現地周辺の店舗がいくつか出ます。

各店舗のホームページには、それぞれ特徴が記載されています。「費用をおさえたい」「確実にキレイに直したい」など修理イメージを定め、イメージに近いお店を絞りましょう。

②料金表や見積りで料金を比較する

店舗を絞ったら、次は見積り来店予約を取りましょう。WEB予約可能な店舗だと便利ですね。

当日は、修理箇所を見てもらい修理イメージや希望を伝えましょう。たとえば「少し高くてもキレイな仕上がりが良い」「予算内でなるべく安く修理したい」などです。

希望をしっかり伝えると、予算に合わせたベストな修理プランを提案してもらえるでしょう。

③最後にGoogleの口コミや評価を参考にする

出典:グーグルマップ

最後に、実際に店舗を利用した人の「口コミ」を確認しましょう。

Googleマップで「板金塗装」と検索すると、店舗ごとの口コミと星5つ評価が表示されます。

「施工も完璧で大満足」「何かあればまたお願いしたい」などの口コミや、口コミ件数が多く星評価も4〜5と高ければ、信頼できる板金塗装店ということがわかります。

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