【車が故障したらどうしよう!?】故障する前の前兆や、対処法を詳しく解説!

車は、長く乗っていると必ず部品の劣化や車両のトラブルが起こります。突然の故障で事故にならないためにも、日々の点検が必要ですが、どのように点検すればよいか分からない方も多いのではないでしょうか?

この記事では、「事前に行える点検の仕方」や「故障の前兆」を紹介していきますので、参考にしてみてください。また、車の故障に慌ててしまい適切な処置ができないと、周囲に迷惑をかけてしまう恐れもありますので、対処法も確認しておきましょう。

故障の前兆3つ 

現代は「コンピューター制御」の技術が進み、たいていの不具合は「エンジンの制御」などで処理されるため、故障に気づきにくくなっています。警告音により故障を知る人が大半となっています。

では、故障してしまう前に、対処するには何を気にするべきなのでしょうか。故障の可能性が高い前兆は下記の3つです。

  • 車からの異音
  • 車からの異臭
  • 走行中の違和感

①車からの異音

車が動くと少なからず音がします。普段は、聞こえないはずの音が混ざっている際には要注意です。異音の程度は関係なく、不具合や故障の合図です。放っておくと被害が拡大し、大きな損失を招く危険性が多くあります。どのような音が、どこから鳴っているかの判断が重要です。

②車からの異臭

車から異臭がしたら、何かトラブルが起きていることを疑いましょう。「ゴムの焼けるような臭い」や「金属的な臭い」は車の内部で摩擦が起きている可能性が高いです。 車両火災の危険を招くこともあります。臭いの変化がわかるように、できるだけ強い香りの香水や芳香剤はつけないようにしましょう。

③走行中の違和感

故障の前兆として、普段感じることのない振動が走行中に起きる場合があります。少しでも違和感を感じた場合は、故障を疑い、無理に走行を続けずに点検をするようにしましょう。

故障の箇所ランキング

車の異変の状態によっては、どこが故障しているのかわかりづらい場合もあります。故障しやすい箇所を覚えておくことが重要です。国土交通省の令和3年路上故障の実態調査結果による「車の故障箇所ランキング」を見ていきましょう。

順位故障箇所件数発生件数割合(%)
1電気装置33,741 39.8
2走行装置27,61132.6
3燃料装置7,1188.4
4エンジン本体6,9858.2
5動力伝達装置3,5284.2
6冷却装置2,8703.4
7電子制御装置1,0891.3
8潤滑装置8351.0
9制動装置6510.8
10かじ取り装置3630.4

1位と2位は故障率が約30%超えで、1位の「電気装置」の最も多い故障原因はバッテリーの劣化で、2位の「走行装置」はタイヤの故障が多いです。

故障時の対処法

走行中の車が故障した際、まず「自分の身を守る行動」と「二次事故防止措置をとる」ことが重要です。ほかの交通の妨げにならないように、路肩や近くの駐車場などに移動させます。追突事故などの二次事故防止にもつながり、自分の身を守るための大切な行動です。

一時措置が終了したら、次は、JAFや自動車保険会社・修理業者などに連絡をして車の状況を伝え、ロードサービスを手配しましょう。

近年では、位置情報の送信や緊急車両の手配などを自動で行ってくれる『SOSコール』などの緊急通報システムを搭載している車も多いです。ロードサービスは、故障原因や故障場所に合わせて、安全な場所で待つようにしましょう。

エンジンルームの故障や追突の危険性が高い場所では、車の中で待つと二次事故に巻き込まれる可能性があるため、車の外で待つのが望ましいです。現場スタッフは到着すると、故障の原因を確認し、その場で応急処置をします。

故障の状態によっては、現場のみで修理で済む場合もありますが、一方で走行不可の場合には、レッカー車でディーラーや自動車整備工場まで移動させることが大半です。

自動車保険の契約内容により、車両搬送後の対応は違います。契約先の保険会社が、車が故障した際にどのような対応をしてくれるかも確認しておきましょう。

修理依頼の場所

車に乗っていると故障は、避けて通れないものです。対応可能なお店は3つがありますので、それぞれのお店について解説していきます!

①ディーラー

修理先の候補として、ディーラーを検討する人が多いです。取り扱っている車を整備することが多いため、確かな知識と技術で対応してもらえます。また、コンピューターを使用して不具合を診断することも可能です。
車のコンピューターが古いバージョンであれば、整備の際にアップグレードしてくれます。一方で、デメリットとしては「予約が取りづらい」ことと、「価格が高くなる可能性がある」というです。ディーラーでは、車の販売をメインに行っており、修理や整備などは、外注している店舗もあります。そのため、価格が高くなりやすい可能性があります。

②カー用品店

街中を走るとよく見かけるカー用品店は、備品等の販売だけでなく簡単な修理であればしてもらえます。カー用品店のメリットは、「気軽に行きやすい」ことです。整備士の人数とピットの数が多く、一気に作業が可能となります。回転が早いので、予約なしで待つことも少なく修理ができることが多いです。また、あらゆる車のパーツを在庫として持っていたり、種類も豊富で社外品もあるので、交換もできます。

一方で、デメリットは「難しい作業は断られる」可能性があることです。ミッションやエンジンなど内部の故障には、対応できない場合があります。また、国産車と外車は基本構造が違い、作業が保証できないため外車の電装系は受け入れてくれないことも多いです。

③ショップや整備工場

行きつけのショップや整備工場があれば、愛車にトラブルが起きた際にも強い味方になってくれます。ショップや整備工場のメリットは「相談がしやすい」ことです。

基本的には店舗を広げずに1つの店舗で経営しています。行きつけのお店であれば、従業員のほとんどが顔なじみとなることが多いです。故障箇所の相談も含め、車に対するアドバイスを受けることもでき、親身になって相談に乗ってくれます。

一方で、デメリットは「お店選びが難しい」ことです。個人経営のお店となるので、お願いしたいと思った際にどこを選ぶべきなのかとても難しいです。自分が理想とするショップなのかどうかは、預けてみなければわかりません。知人の紹介や多方面から情報を得て選択するのが、良いでしょう。

定期点検の重要性

月に1度は日常点検を行うようにしましょう。日常点検とは、エンジンルームや外装、運転席周りの動作・部品の劣化具合を確認することです。車の部品は消耗品ゆえ、毎日乗っているといずれ劣化します。

消耗が激しい部品は定期的に交換などを行い常に安全な状態を保ちましょう。自分や家族、同乗者、周囲の人の安全を守るためにも車の点検を行いましょう。

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車の故障を回避して快適なカーライフを過ごすためにも、定期的なメンテナンスは欠かさず実施してくださいね!

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