
車を所有していると、ちょっとした不注意や予期せぬ接触でボディに擦り傷がついてしまうことは珍しくありません。小さな傷に見えても、放置するとサビの原因になったり見た目の印象を損ねたりと、さまざまなリスクを引き起こします。
将来的な下取り価格にも影響を与える可能性があるため、適切なタイミングでの修理が重要です。本記事では、車の擦り傷を放置することで生じる3つのリスクをはじめ、修理先や修理費用の目安について解説します。
愛車に長く乗り続けるためにも、擦り傷への適切な対応方法を事前に確認しておきましょう。

【3つのリスク】車の擦り傷を放置するとどうなる?

車の擦り傷をそのまま放置してしまうと、以下のようなリスクが生じる可能性があります。
- 傷の悪化やサビの発生
- 下取り価格の低下
- 見た目の印象ダウン
小さな傷に見えますが、適切に修理しなければ車の状態や価値に悪影響を与えてしまいます。ここからは、車の擦り傷を放置することで発生するリスクについて詳しく見ていきましょう。
傷の悪化やサビの発生
車に擦り傷があると、塗装が剥がれた部分から雨水や空気が金属部分に触れ、酸化が進行します。わずか数cmの擦り傷であっても時間の経過によって傷が悪化し、サビが発生してしまうので注意が必要です。
またサビが進行すると腐食が広がり、最終的に車体の強度が低下する恐れもあります。修理も表面の再塗装だけでは済まず、パーツの交換が必要になるため、結果的に修理費用が高額になるでしょう。
将来的な費用負担の増加を防ぐためにも、車の擦り傷は早めに修理することが大切です。
下取り価格の低下
車の擦り傷を放置していると、下取り時の査定額が大きく下がる可能性があります。査定では車の状態が大きな評価ポイントとなり、外装の傷やへこみは減点対象となる要素のひとつです。
同じ年式や走行距離の車でも、外装に目立つ傷があるだけで査定額が数万円下がるケースも珍しくありません。
また擦り傷によるサビが見られる場合は、修理が必要となるため査定額の減額幅が大きくなる傾向にあります。売却や乗り換えを検討している方は、早めに傷を修復しておくことで下取り時の損失を防げるでしょう。
見た目の印象ダウン
見た目の印象が損なわれるのも、車の擦り傷を放置するデメリットのひとつです。特に大きな擦り傷は遠目でも目立ちやすく、愛車の印象が悪くなってしまいます。
車の擦り傷修理によって美観を維持しておけば、車への愛着もさらに深まるでしょう。
車の擦り傷はどこに修理を依頼する?

車の擦り傷修理は、ディーラーや板金専門店に依頼できます。依頼先によってメリット・デメリットが異なるため、慎重に決めることが大切です。それぞれの特徴を詳しく解説するので、予算やニーズに合わせて依頼先を検討しましょう。
ディーラー:車種に応じて最適な修理方法を提案

ディーラーは、メーカーごとの車種特性を熟知しているため、最適な修理方法を提案してもらえるのが魅力です。正規の整備体制を整えており、塗装の色味や質感を純正に近い状態で再現してもらえます。
パーツ交換が必要な場合も、純正品で修理してもらえるため安心して任せられるでしょう。新品同様の仕上がりになるため、保証期間内であればディーラーに依頼するのがおすすめです。
ただし、高品質な修理が期待できる分、費用は高くなる傾向にあります。修理に日数がかかることもあるため、日常的に車を使用している場合は代車の有無も確認しておくのがポイントです。
板金専門店:小さな傷から大きな傷まで幅広く対応

板金塗装専門店は、小さな擦り傷から広範囲にわたる塗装の剥がれまで、あらゆる外装トラブルに対応できるのが特徴です。板金塗装の専門スタッフが在籍しており、傷の範囲や深さに応じて最適な方法で修理してくれます。
車の状態によっては、部分塗装や簡易補修といったコストを抑えた修理も可能です。独自の料金設定を設けている業者が多く、ディーラーよりも費用を抑えつつ高品質な仕上がりが期待できます。
【依頼先別】車の擦り傷修理にかかる費用相場

車の擦り傷の修理にかかる費用は、依頼先によって異なります。ディーラーや板金専門店以外に、整備工場やカー用品店にも依頼でき、それぞれの修理代の目安は以下のとおりです。
依頼先 | 修理代の目安 |
ディーラー | 約20,000円~40,000円 |
整備工場 | 約15,000円〜35,000円 |
カー用品店 | 約10,000円〜40,000円 |
板金専門店 | 約8,000円~ |
なお擦り傷の修理代は、傷の程度によっても異なります。バンパーやボディの小さな擦り傷であれば1万円前後で済みますが、広範囲にわたる補修が必要な場合は数万円以上かかることも少なくありません。
傷の状態や予算を踏まえたうえで、最適な修理先を選びましょう。
車の擦り傷修理には車両保険を利用可能
車の擦り傷修理には、車両保険を利用できます。ただし補償範囲が狭いエコノミー型に加入している場合、自損事故による修理は補償対象外となるので注意が必要です。
車両保険の一般型とエコノミー型の保険適用範囲をまとめたので、保険を適用できるかどうかチェックしてみましょう。
事故の原因 | 一般型 | エコノミー型 |
車やバイクとの事故 | 〇 | 〇 |
当て逃げ | 〇 | 〇 |
自転車との衝突・接触 | 〇 | 〇 |
縁石や電柱、壁などへの衝突や接触(自損) | 〇 | × |
転覆・墜落 | 〇 | × |
火災・爆発・台風・竜巻・洪水・高潮 | 〇 | 〇 |
いたずら・落書き・窓ガラスの破損 | 〇 | 〇 |
地震(津波や地震起因の火災含む)・噴火 | × | × |
参考:ソニー損保|車両保険の「一般型」と「エコノミー型」の違いは
あくまでも一例ですが、エコノミー型では自損事故で擦り傷ができても補償を受けられないのが一般的です。
また保険を利用すると等級が下がり、翌年以降の保険料が上がるため、修理費用と保険料の増額分を比較して慎重に判断する必要があります。修理費用が1万円で済む場合は、自費で修理したほうがトータルコストを抑えられるケースもあるでしょう。
車両保険を利用する際は、傷の程度・修理費用・将来的な保険料負担などを総合的に考慮することが大切です。
小さな擦り傷なら自分で修理できる場合も
小さな擦り傷であれば、市販の補修グッズを使って自分で修理できる場合もあります。
たとえば擦り傷が浅い場合は、コンパウンドや傷消しワックスで目立たなくできるでしょう。材料費だけで済むので、費用を安く抑えられるのがメリットです。
ただし自分で修理する際は、色が合わなかったり逆に傷が広がったりするリスクもあります。余計なトラブルを避けるためにも、可能な限り専門業者に修理を依頼するのがおすすめです。
徳島県で車の擦り傷を修理するなら、板金塗装専門店のドクターホップスへ!

車の擦り傷を放置していると、サビや劣化の原因となってしまいます。将来的な資産価値が低下する恐れもあるので、擦り傷は早めに修理することが大切です。
徳島県の板金塗装専門店「ドクターホップス」では、小さな擦り傷から大きな損傷まで幅広い修理に対応しています。板金塗装のプロが車の状態を丁寧に診断し、予算に応じて最適な修理方法をご提案します。
見積もりは無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。
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