「対向車を避けようとしてガードレールで車を擦ってしまった」
「縁石に乗りあげてボディを傷つけてしまった」
車の擦り傷は様々な原因でできる恐れがあります。運転のミスでものにぶつかる以外にもいたずらや自分の爪、服がボディに触れた等…
そんな時一番気になるのが見た目と修理代金ではないでしょうか。
今回は車に擦り傷ができた場合の修理代金の相場を中心に、ボディの擦り傷に関することをまとめました。ぜひ参考にしてください。
車の擦り傷は放置してもいい?
車の擦り傷を放置するのはおすすめしません。できるならば早めに修復をしましょう。
理由は「車のさび」
車の外装は主に「鉄」「強化プラスチック」。
大抵の車はドアやメインのボディは「鉄」、バンパーと呼ばれる万が一衝突した際に衝撃を吸収・軽減する部分は「強化プラスチック」でできています。
バンパー部分の擦り傷はプラスチックという性質上あまり気にしなくても大丈夫ですが、鉄部分はほんの少しの擦り傷から錆が出てくる可能性が大いにあります。塗装の薄さは0.1mm。本当にかすかな擦り傷でない場合、鉄が表面に露出することになります。
錆は塗装の内部で進行します。
そのため、気がついた頃にはかなり錆が進行している、ということが多くあります。錆の範囲が広がってしまうと補修するべき箇所も広がり、修理にかかる金額が上がるおそれがあるので、早めに補修することをおすすめします。
車に擦り傷が出来る原因と対策
車にできる擦り傷の原因と対策をご紹介します。少しでも擦り傷を減らしたい方は押さえておきたいポイントです。
洗車
車をきれいにする目的である洗車で擦り傷ができる可能性があります。
ボディには日々、「砂ぼこり」「泥」「花粉・黄砂」といった汚れが付着します。これらを十分に水で洗い流さないままスポンジなどでボディを磨くと、砂などの異物でボディを擦っているのと同じことになります。
洗車の際はまずたっぷりと車に水をかけ、念入りに予洗いをしましょう。ボディ用、タイヤ用、ホイール用とスポンジやタオルをわけることも有効です。また、近年は機械の進化もあって傷ができることはすくなくなりましたが、洗車機で小さな傷ができる場合があります。
気になる場合はプロに手洗い洗車を依頼する選択もあります。
飛び石
自車や他車が走行中に跳ねた石が車にあたる現象を「飛び石」といいます。よくある走行中のトラブルで、傷だけにとどまらずフロントガラスにヒビが入る原因となることもあります。
特に高速道路や自動車道で多いトラブルです。不可抗力である飛び石被害を確実に防ぐ方法は残念ながらありません。
「高速道路では法定速度を守りあまり速度を出さない」「前からの飛び石を防ぐために車間距離を十分にあけて走行する」を徹底すれば、多少飛び石を受ける可能性を下げられます。
爪、小物類、服で擦れる
ドアノブ周辺の擦り傷は爪であることがほとんどです。また、身体や鞄が車に当たってしまうことでも擦り傷ができてしまいます。
また、現在はキーレスが主流ですが、鍵を差し込んで施錠・解除するタイプの車だとドアノブ付近に傷ができることが多いです。
対処法として、爪の傷を守るドアノブ周辺の保護ステッカーが販売されているのでそちらを使用すると傷を防ぐことができます。
縁石や物にぶつける
車に擦り傷を作ってしまう原因で一番多いのは運転中になにかにぶつけたり擦ってしまう事故でしょう。
狭い道を走行中に木や塀に接触、車庫入れなどの駐車時、看板などの障害物、縁石に接触というパターンが多いと思われます。
車高が低い車は地面とバンパーの距離が近いのでちょっとした段差などで底を擦ることもあるので注意が必要です。
対処法として、狭い道ですれ違うときは確実に停止してやり過ごす、駐車は前向き駐車する、段差を通る時は車体を斜めにして片輪ずつそっと越えるように意識する、といった方法があります。
車の擦り傷は任意保険を使って修理ができる?
「一般型車両保険」に加入している場合、自分でつけてしまった擦り傷であっても任意保険を使って修理することが可能です。
車両保険には各保険会社によって名称が違うことがありますが大まかに分けて「一般型」「エコノミー型」が存在します。
一般型は単独事故や自分でつけた傷であっても補償されますが、エコノミー型は他車との事故に限り補償されるなど限定されていることが大半です。
車両保険は使用すると等級が下がるので翌年から保険料が上がります。(免責金額を設定している等、例外もあります。)
今一度自分が加入している自動車保険の補償内容を確認してみましょう。
車の擦り傷の修理依頼はどこにすればいい?費用はいくらくらい?
ボディの擦り傷を修理する費用の相場をご紹介します。
擦った部分や傷の深さによって金額は変動するので、あくまで目安と思ってください。
数店回って見積もりをり、比較することをおすすめします。
ディーラー
ディーラーは車のメーカー毎の正規代理店。営業の人たちは自社製品のエキスパートなので安心して相談できます。技術・サービス共に高い品質を持っているので、その分、修理費用は割高になる可能性があります。修理期間もすこし長引くことがあります。
修理費用は35,000~100,000円程度。
板金塗装業者
キズ・ヘコミの修理を専門とする板金塗装業者。
どこの店舗も通さず業者が直接修理をする点で他より修理費用は安い傾向にあります。しかし、技術者の腕によって仕上がりの差が大きいので、評判などのリサーチを事前にしておくと安心です。
修理費用は20,000~40,000円程度。
カー用品店
タイヤ・オイル・パーツ等車に関するあらゆるアイテムを取り扱っているカー用品店でも擦り傷修理を受け付けているところがあります。店舗によるので事前に問合せが必要。
しかし損傷の程度が激しい・改造車である場合修理を断られることもあるので注意しましょう。
修理費用は30,000~60,000円程度。
ガソリンスタンド
街のガソリンスタンドでも擦り傷修理を行っている店舗があります。気軽に店員に相談ができる点がメリット。
こちらも軽い擦り傷であれば大丈夫ですが、深刻な傷・へこみは断られる場合があります。
修理費用は30,000~60,000円程度。
擦り傷は自分で修理はできる?
予算の関係で業者に車の擦り傷の修理を依頼するのが難しい場合、完全に自己責任になりますが自分で修理する方法もあります。
自分で修復する(DIY)
自分で擦り傷を修理するときに必要な道具は主にコンパウンド、タッチペン、パテの3つ。
すべてカー用品店やホームセンターで購入できます。コンパウンドは研磨剤のこと。傷の状態に合わせた粒子のものを選びます。
タッチペンは塗装剤。メーカーと色ごとに合わせた多様な種類が販売されているので自車にあうものを選びます。パテは傷やへこみを埋めるための接合剤です。
キレイに直したいなら業者に依頼する
車の修理に携わったことがない場合、DIYはうまくいかないこともあり、そういった部分を含めて自分で擦り傷の修理をすることは自己責任です。
車の擦り傷を元通りキレイに治したい、傷があったことを完全に隠したい場合は業者に依頼することをおすすめします。
まとめ
車に擦り傷ができた際の対応、修理費用などをご紹介しました。擦り傷は放っておくとサビや車体の傷みが悪化することがあるので、もしも目立つ傷ができた場合早々に対処しましょう。
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